海外においては業績悪化を理由に解雇は当たり前のように行われていて、それにより会社の存続を試みます。業績が悪化しているのに過剰な従業員がいればさらに悪化するのは目に見えるので、社会的にも理解を得ているのでしょう。一方日本ではいったん会社に入ると会社と従業員の結束が一定にありなかなか解雇がしにくい事情があります。業績悪化を理由とする解雇はできないことはありませんが、その状況をしっかり示す必要があるとされます。大学生が内定を受けた会社から業績悪化による内定取り消しを受けたと労働相談してきたときにどんな対応が取られるかです。業績悪化は解雇事由にもなるので内定取り消しはできないことはありません。ただ採用を実現するのに困るような業績悪化が本当に起きているのかどうかは文書だけではわからないでしょう。法律事務所などで労働相談をしてみて企業側にきちんとした説明を受けるようにしましょう。安易な採用活動のミスであれば法的措置を取ることもできます。